看護師は、採血や点滴、食事や入浴の補助、患者へのメンタルケアなど仕事量が多く、生死に関わるような場面に直面することもあります。また、看護師の仕事は、努力した結果が反映されやすいのが特徴です。患者の容態の変化にいち早く気づくためには、幅広い知識と判断力が必要とされるため、常に勉強をすることを怠ってはなりません。常日頃の勉強や経験があるからこそ、患者をサポートできます。
特に、コミュニケーションは大切です。コミュニケーションの難しい患者でも、少しずつ会話を続けていくことで良い関係を築けるようになり、患者の変化に素早く気づきやすくなります。
この良い関係がポイントで、見た目ではわからない体調の変化を患者との普段の会話などから聞き取ることで、一命を取り留める可能性もあるのです。一命を取り留めて回復していく様をそばでみれるのは、やりがいの1つでしょう。患者が退院していく時は、やりがいだけではなく、達成感も味わえるのです。そして、看護をする時や退院する時に、患者や患者の家族から「ありがとう」と笑顔で感謝の言葉をかけてもらったり、退院した患者から手紙が送られたりしてきた時などは、絶大な歓喜を感じずにはいられないでしょう。
患者をサポートするのが看護師の仕事ですが、患者からメンタル面をサポートしてもらっているという持ちつ持たれつの関係を保てるのも、患者に多く接する看護師だからこそのやりがいといえるのではないでしょうか。